こんにちは、1ヶ月の読書量は平均2冊。
ひとり、と申します
みなさんの読書量はいかほどでしょうか。
月に2冊の読書量というのは統計でいうと、30代男性の8%だそうです。
「学生の時は読めていたけど、大人になると、、、」
このように思う方は多いみたいですね。
私は皆さんよりも早くこの問題にぶち当たりました。(何度も、何度も!)
次のような人に読んでほしい!
・知識を増やしたい!
・もっと集中して読めるようになりたい。
この記事は3分で読めます。しかし効果は永続的。
結論を先に書くと、
読書は体力、運動とセットじゃないと楽しめない!
これです。
コンテンツ過多
編集者の箕輪厚介さんが、最近は1万部売れた!と作者の方がxで投稿するようになったとYouTubeで仰っしゃられていました。
以前はそれが10万部!の世界で、およそ10分の1に縮小されています。
それもそうですよね。最近の動画コンテンツの面白さはスゴイです。YouTube、Netflix、XVideos、Amazonプライム、ABEMA、Pornhub、TVer、FANZA、TikTok。本当に面白いです。(いい加減に怒られます笑)
そして、社会に出たら現実的な対応を否応なしにこなしていかなければいけないし、その感情と、読書をするときの感情がかけ離れているように思います。圧倒的に自分を引っ張ってくれる動画の方が人気になるのは当然です。
snsもそうですね。もうこんなんやりだしたら個人の時間がなくなるのは当然です。
とはいえ私は1ヶ月に2冊くらい読むペースです。
どちらかというと読むのは好きな方です。
ジャンルとしては、最近はマーケティング、ビジネス書、心理学が多いです。
仕事で行き詰まりを感じたときに何でもいいから週1冊読もうと決めて、1年間は継続していたので、苦痛とかはあまり感じない方かと。とはいえ読んでいて難しいもの、分かりづらい単語とか出てくると途中でムカついてきます笑
難しい本は読めない
昔、ドストエフスキーの罪と罰に挑戦しましたが挫折しました。ロシア文学は人の名前がそもそも長いし、名前のどこを呼ぶかで関係性も変わるっぽいので無理でした。
最近でもそんなことあって、ドラッカーのマネジメントを読んでムズカシくて、一旦諦めて、もしドラ(もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら)を読んで再度挑戦しましたがダメでした。
一応は読むのですが、ムツゴロウでも動物に手を出すレベルでムカつきました。
まぁ、いずれまた挑戦します。おそらくこの手の本は歯を食いしばって1年くらいかけて読むものなのかと。(本気で人生変える覚悟が私にないのです)
本の沼にハマる
小説について
最近は小説を読んでいないなぁ。と思います。
なんか当たりハズレが多くて、物語に入るまで時間がかかるし面倒いなと少し躊躇してしまいます。
ビジネス書は編集者がいるので基本的におかしなことは書かれていないことが多く、読みやすいものが多いです。正直、何を読んでも良いことが書かれてあります。
その点小説は作者にかなり左右されます。ただ当たったときは自分の中で結構インパクトがあって、ずっと泣きながら読むとかもあるぐらいです。
本は危険
ゾーンに突入
本を読んでいてゾーンという状態に入ったこともあります。人生で数回(漫画もあります)
これは小説を読んでいるときでした。
もうね、凄いんです。最長で2日くらいその作品の世界から出て来れないんです。
周りが止まって見えて、自分の感情が完全に整理されて、常に第3者的に自分を見続ける状態が続きます。一応周りと会話はできるのですが、本当に人間関係の悩みとかが一切なくなります。自分は世界の中の1つ。という考えが腹落ちレベルで理解するというか。説明が非常に難しいのですが、とにかく心地良いのです、、、
はぁ、違ぇーよ!!オレ薬とかやってねーよッ!(冷汗)
すいません。やってるやつの否定の仕方をしてしまいました笑
私は自家発電できるので興味ないです。
「多分、あれはゾーンに入っていたのかな?」みたいなそんな生易しいモノではないです。
ゾーンに入ったことのある人はみな同じように言うのです。あれは完全にゾーンに入っていたと。はっきりと意識できるのです。これは長距離を走るランナーズハイの経験者が多いです。
2日間入っていた作品が村上春樹のダンス・ダンス・ダンスという本です。
上下巻に別れていて結構長いです。(686ページ)
かなり人を選ぶ作品で別におすすめするわけではないのですが、読むのなら紙の本が集中力が上がることがデータベースでもあります。別に紙に慣れていないデジタルネイティブ世代であってもそうです。
あと結構大事なところですが、お金を払って買った方が良いです。
適当に貰ったモノとか乱雑に扱いませんか?千円のTシャツで何か違うな、となったらもう着ないですが、1万円のTシャツは何とか着こなそうとしますよね笑
損はしたくないので何とか貧乏根性で頑張るのです。お金を払うメリットもあるのです。
正月休みのときに読んでいたのですが、もう最後の方とかページ少なくなるのが分かるんです。それが本当に嫌で。頼むから一生続いてほしいと思います。反面早く終わらせてくれとも思うのですが。(やっぱりやってんじゃねーか!笑)
絶対に運動はセットでしましょう
常に本を読んでいる状態。これが理想の生活。
とはいえこれだけでは不完全と言うか、不健康です笑
何が必要かというと定期的な運動です。
私にとって運動の刺激はこの深淵(ディープなエンタメ)と社会を繋ぐ重要なハシゴとなっています。
深淵だけを追い求めてそのまま続けるのは心も身体も病んでいくものと理解しています。
運動はめちゃくちゃ大事です。「そんくらい知ってるわ!」って話ですが、体力がなくそのまま深淵から出られなくなる人もいるのです。
本はエンタメ
東野圭吾と村上春樹
別に本を読むことが崇高なこととは全く思わないです。
私は論理的なストーリーを書かれる東野圭吾さんも好きです。その点村上春樹は敬遠されがちです笑
よく分からないという人からは意味のない模写が多いと聞きます。
あとあの独特の文体が苦手だと。
本人もインタビューで仰っしゃられていますが、「私は意識のある状態で夢を小説に書いている」と。
そんなこと言うから、コイツ無理ってなんだよ笑
たしか最初は海辺のカフカから読んだのですが、
これは僕の物語だ!とまで思ってましたから笑
普段無意識に生活しているところを完全に言語化されたように感じました。
独特の文体の理由ですが、初期の頃は英語で書いて、それを自分で翻訳するという意味不明なことをしています。なので、どこか冷めた大衆的な感覚とは違うものとなっています。
最高にクールな言い回しをするので、検索して春樹氏ご本人の顔をみた時は、
「そんなバカな、、」
となったのは秘密です笑
苦手な方はエッセイから読むほうが良いです。実際の雰囲気めちゃくちゃ気の良いおっちゃんです。
よく旅行先で奥さんに怒られています笑
昔メール出して返事が来たことありますからね(下記の記事です)
そんなことしているのマキシマムザホルモンの亮くんくらいです笑
私のバイブルの本を貼っておきます。
(アンダーカバーデザイナーの高橋盾さんも推してます。後にGYAKUSOUというランナーウェアラインを作っています)
春樹氏は継続の鬼です。毎朝10キロ走るランナーでもあります(多分30年以上)当時の文学界は不摂生上等の世界観で浮いた存在だったと語っております。
しかし、必ず良い結果が生まれると信じて続けてきたそうな。
そんな春樹氏、毎朝走るのは憂鬱だそうです笑
なんでこんなことをやっているんだろうと。
続ける理由はちょっとしかないのに、やらない理由は恐ろしく多いと。
ゾーンの話も100キロマラソンに挑戦した際に入ったと記載があります。こちらの文より遥かに分かりやすく、かなり胸熱な内容で本当にオススメです。これまで3冊書い直しており、尚且つ英語版も私は持っております(英語は分かりません笑)
あ、あと彼は副業で小説家になっております。
飲食店経営の傍ら、小説を書き出しました。
現代のビジネスパーソンも学べることは多分にあると思います。
⇑春樹氏の書斎。2010年頃。なんかかなりツボなんです。
本を読むのは恥ずかしい
本を読むというのは、個人的な感覚でいうとあんまり人に言いたくない趣味といった感じです。
私のようなタイプは抽象的なモノの考え方が好きなので人によっては苛つかせてしまうかもしれないからです。本を読んでいる=頭が良い。とかでは全くないです。偏っているだけです。
質問してきた小学生を全否定する池上彰くらいあり得ないです。
なんか、最近上田晋也っぽいこと書いてしまう笑
ストーリーの大事さ
社会情勢が不安定になると、ストーリーのある小説が売れるらしいです。(すいません、データはないです)でも感覚としてはなんとなく分かります。ストーリーを追うことは第3者視点で自分を見れる、客観視ができる状態に近くなると思うからです。
主人公に自分を重ねて投影する。その物語を自分が読み、現状のリアルを落ち着いて観れるようになる。
うーん、結構大事な感じがします。
とはいえ映画でも何でも良いと思っています。本もエンタメの1つの選択肢くらいに捉えればよいかと。ただ、能動的なのでちょい面倒いです。けどハマった時の爆発力はスゴイですよ。
【結論】集中できれば何でもいい
私の本を読むメリットは、ゾーンまでいかなくとも、集中できることに価値があると感じているからです。その時間を過ごすことが何より好きなのです。
焚き火、サーフィン、自転車、散歩、森を歩く。
本質的に求めているものは上記と特に変わりません。別に勉強じゃなくてもいいでしょうと。
本を読む人は多分生涯に渡って、読み続けます。
なにかあなたにもそのようなモノが見つかれば嬉しいです。
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